遺言で残すことのできる意思表示には、どのようなものがあるでしょうか?

 遺言で残すことのできる意思表示とは、主に次の内容があります。
 〇相続に関する事項 
 〇身分に関する事項
 〇財産処分に関する事項


 具体的には、次のものがあります。
 〇相続に関する事項
  相続分や遺産分割の方法の指定、相続人の廃除や廃除の取消等
 〇身分に関する事項
  遺言執行者の指定、遺言による認知、未成年後見人の指定等
 〇財産処分に関する事項
  寄附、遺贈、信託の設定等


 なお遺言を作成する場合には遺留分を侵害しないように注意すること、また遺言無効の訴えを起こされないように意思能力のある状態で作成することが重要です。
 また遺言通りに遺産相続がおこなわれるように遺言執行者の指定も検討しましょう。